こんにちは!ぷーどるです!
今回私は、荻原博子さんの『年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方』を読んで老後資金の不安を少し解消することができました。
荻原博子『年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方』PHP新書
こちらの本は40歳~今、年金をもらっている人たち向けの本です。
発行年数が2019年1月29日第一刷と少し情報が古いところもありました。
若者には内容が少し合わないところもありましたが年金の制度について詳しく知ることができました。
「年金のことあんまり知らないんだよなぁ…」という方はぜひ荻原博子さんの本を買って読んでみてください。
この本を読んで20代~30代の私たちがするべきことを少し考えてみましたのでよろしければ最後までご覧ください。
結論
まず、20~30代の方が老後資金の不安を解消するために
今私たちがするべきことを結論からお伝えします。
- 現役時代にできるだけ稼いでおこう!
- 遺族年金、障害年金を確認して不要な保険を解約しよう!
- 出費を最低限に抑えてお金を増やしておこう!
- 介護費や医療費がどれくらい必要なのか知って貯金を頑張ろう!
実際に詳しく見ていきましょう。
現役時代にできるだけ稼いでおこう!
国民年金と厚生年金
日本の一般的な会社員や公務員の場合、公的年金は国民年金と厚生年金の2階建てになっています。
まずは、この2つの違いを押さえておきましょう。
国民年金…加入して保険料を納めた人が受け取れる年金のこと。加入期間に応じて年金額が計算される。
厚生年金…会社に勤める人や厚生年金に加入していた人が受け取れる年金のこと。給与や賞与の額、加入期間に応じて年金額が変動する。
注目すべきは厚生年金です。
今のうちに本業を頑張って給与や賞与を多くもらえばその分年金も増えるというわけです。
厚生年金は給料で勝手にひかれているので心的ダメージも少なく老後への備えができます。
共働き+副業は最強
現代は私の周りをみても共働き世帯が多く、専業主婦の方が珍しい気がします。
子供が小さいうちは仕方ないかもしれませんが
現役時代に夫婦ともに少しでも稼いでおけばその分老後の貯えができます。
それとプラスして子どもがいても働きやすいのがブログやせどりなどの副業だと思います。
かくいう私も今子供が寝ている間にこうしてブログを書いています。
ブログだったら、たとえ定年を迎えてもできますし老後の収入源にもなります。
老後の趣味にもなって一石二鳥です。
今はまだ私のブログは収益はありませんがストック型の収入源としていずれこちらも資産としてカウントできるようになるでしょう。
遺族年金、障害年金を確認しよう!
遺族年金と障害年金って何か知っていますか?
私もよく知らなかったのですが調べてみるとなかなか素晴らしい制度です。
国はこんなにも国民のためになることをしてたんですね。
ぜひ小学校で教えておいてほしいものです。
遺族年金
遺族年金とは…公的年金加入者が、配偶者(加入者によって生計を維持されていた)と幼い子供を残して他界した場合、子供が18歳になるまで支給されるだけでなく、老後に残された妻の生活保障をするための年金のことです。
なんか難しいことが書いてありますね。
簡単に言うと「大黒柱が亡くなったとしても妻や子供の生活は最低限保障されているよ」ってことです。
すごく助かりますよね。
障害年金
障害年金とは…障害を負ったり病気になって、日常生活や仕事に支障がある時に支給される年金のこと。
民間の医療保険も病気や怪我で入院すると60日とか120日というように一定期間お金が支給されますが、障害年金の場合は障害があると認定されている限りはずっともらい続けることができます。
こちらもとてもありがたい制度です。
保険の見直し
遺族年金と障害年金についてお分かりいただけたところで
なんかこういう感じの民間の保険にもありませんでした?
国がすでに用意してくれている制度を知らないせいで民間の保険に余分に入って高い保険料を支払っていてはもったいないです!
自分たちの家族にはどれくらいの保証が必要なのか改めてチェックしてみてください。
不要な保険は解約をオススメします!
出費を最低限にしてお金を増やしておこう!
老後への安心を手に入れるためには何といっても
老後までに自分で資産を貯めておく
これにつきます。
少しの工夫で出費を減らすことができますし、貯金だってできます。
若者の特権は老後まで時間がたくさんあるということです。
その時間を味方につけて資産運用していけば
ある程度の資産は築くことができます。
様々な節約方法についてはまた別の記事に書きたいと思います。
ここでは年金に関する節約方法だけご紹介します。
国民年金は「まとめ払い」しよう!
国民年金はまとめて口座振替で払うと月ごとに支払うよりも安くなります。
どうせ支払わなければならないのならまとめて支払った方がお得ですよね。
方法としては、2年前納や1年前納、6か月前納、当月末振替などがあります。
まとめて払えばその分お得ですがご自身の払える範囲で検討してみてください。
介護費や医療費がどれくらい必要なのか知ろう!
介護費って高いんじゃないの?
と思いますよね、でも今は意外と安いみたいですよ。
介護保険制度
昔は介護にかかるお金はとても高かったそうですが、
2000年4月1日から介護保険制度がスタートしました。
例えば、要介護5の寝たきりの方が介護サービスを受けたとしても介護保険を使えば、普通の収入なら1割の自己負担で済みます。
医療費について
皆さんも加入していると思いますが「健康保険」はとても優れた制度です。
健康保険証があれば、病院でかかった医療費の自己負担は、
6歳以前は2割
6~69歳までは3割
70~74歳までは2割
75歳以上は1割
の割合で済みます。
年を重ねると病気や怪我をしやすくなりますが、医療費の負担しなければならない割合も少なくなっているのです。
そして、例え医療費が高額になったとしても
高額療養費制度を利用すれば自己負担額はかなり安く済みます。
高額療養費制度とは医療費の負担が上限額を超えたら、超えた額を払い戻してくれる制度です。
さらに高額療養費制度では世帯合算ができます。
同じ健康保険に加入している家族なら、自己負担額を合算して高額療養費制度を使えるのです!
結局いくら貯めておけばいいの?
萩原博子さんは「夫婦2人で1300万~1400万、余裕を見て1500万くらいを老後の介護費用と医療費のために手を付けずにとっておくこと」をオススメしています。
退職金が出るなら退職金をその貯金に当てればいいかもしれませんが
退職金が出ない仕事をしている方はどうしたらいいのでしょうか。
今が30歳だとすると年金がもらえるまではあと35年
1500万÷35年=42万
となり、毎年42万円貯金したら1500万円貯まります。
月ごとに直すと毎月3.5万円を貯金すればいい計算になります。
貯金だけでそれだけ貯まるのですから、毎月3.5万円を年利4%の投資信託など35年で運用すると十分すぎる額になることがわかりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
個人的に感じたことですが、子供がいるとどうしても将来のことを心配してしまいます。
しかし今、この時間も大切に過ごしていきたいものです。
両学長も「今日が人生で一番若い日」とよく言っていますが
本当にその通りで老後ばかり心配してても今が楽しめないと人生楽しくないのかなと思ったりもします。
まぁ、どちらもほどほどにしておいて
老後の不安が少しでも解消できるように今できることを積み重ねていきましょうね。
ではでは、また次の記事でお会いしましょう~♪
参考資料
萩原博子『年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方』PHP新書
両@リベ大学長『本当の自由を手に入れる お金の大学』朝日新聞出版