こんにちは!ぷーどるです!
今回はクリスティー・シェン&ブライス・リャンさんの『FIRE 最高の早期リタイア術―最速でお金から自由になれる究極メソッド』を読んだ感想をお伝えしていきます。
クリスティー・シェンさんはFIREムーブメントの第一人者で、自身もFIREをされています。
ブライス・リャンさんはクリスティーさんのパートナーで早期退職者です。定期的にクリスティーさんと海外旅行に出かけるなど充実した人生を送られているそうです。
クリスティーさんは幼いころはとても貧しい生活をしていたそうで本の中でその生活のすさまじさがまじまじと書かれていました。
現在の日本では考えられないような生活にとても驚きました。
世界にはこんな人もいるんだと、とても勉強になる1冊でしたのでぜひ皆さんも読んでみてください。
読もうと思ったきっかけ
この本は本屋さんでもたびたび見かけたことがあり、興味があった1冊でした。
たしかYouTubeでも取り上げている方がいらっしゃったと思います。
1年位前からFIREに興味があった私はこの本もぜひ読んでみたいと思って購入し、読んでみました。
全体的な感想
著者は外国に住んでいるので仕方ないですが、お金の単位がドルであらわされており、「つまり日本円でいうと〇〇円か…」といちいち円換算しないと頭に入ってこないので読むのに少しつまずきました。
興味のあったところ
著者は多くの人から自分たちの経済状況を分析してほしいと頼まれます。
彼らのお金の使い方を見ていると著者が年間で使っている金額の何倍ものお金を使っています。そのことを指摘すると「切り詰められる支出なんて何も思いつきません!」と返されるのだそうです。
ここに私は著者と彼らの考え方の違いがあるのではとわくわくしながら続きを読みました。
著者の幼少期
著者は幼少期とても貧しい生活をしていました。
特に桃の缶詰が大好物でした。ただ、桃自体を食べられることはなく、私が口にしていたのはシロップだけです。
私の母はビュッフェ形式の中華料理店で皿洗いの仕事をしていました。ウェイトレスは半分に切った桃をデザートコーナーの容器にいっぱいにするたびに、シロップを捨てていたのです。私の母はタイミングをはかって、排水口に流される前にそのシロップを奪い取りました。私は中毒になり、1日中そのシロップを飲んでいました。幸せを運んでくれるシロップでした。タダで砂糖が手に入っただけではなく、牛乳やジュースを買うお金を節約できたからです。桃のシロップや水など、そのレストランが1日の終わりに廃棄するものだけで私は生活できました。まさに天国でした。
クリスティー・シェン&ブライス・リャン『FIRE 最強の早期リタイア術』p43
この文章を読んで映画や漫画などの物語でしか聞いたことのない生活を実際にしていた人がいることに驚きました。
他にも初めて飲んだコカ・コーラの缶をボロボロになるまで大事にもっていたりと他人のゴミが著者には宝物同然だったという考え方の違いを感じることができました。
旅行をするとお金が浮く
次に興味を持ったお話が、旅行をするとお金が浮くという話です。
この話だけ聞くとどういうことなの?と思いますよね。
筆者は世界旅行を行い、旅行から帰って支出を計算するとなんと世界旅行にかかった費用と家にいるときの生活費が変わらなかったそうなんです!
具体的にどうしたらいいかというと…
- マイルを貯める
- 物価が安い地域を旅行する割合を増やす
- 現地の人と同じ生活をする
マイルを貯める
私も飛行機などを利用するとマイルが貯まることは知っていましたが利用したことはありませんでした。
マイルをたくさん貯めればチケットの購入やホテルの宿泊に使えます。
筆者はこの本でトラベルハッキングというのを紹介しています。
トラベルハッキングとはクレジットカードの登録でもらえるポイントを利用して、飛行機のマイルを貯められる方法です。
私はクレジットカードを増やしたくないので(今は楽天カードのみ持ってます)旅行をたくさんできるようになるまではまだ検討しなくてもいいかなと思いました。
物価が安い地域を旅行する割合を増やす
旅行では滞在にお金のかかる地域(英国、西欧、日本など)とかからない地域(東南アジアなど)があります。
東南アジアなどは物価が安く、滞在する機関が長いほど予算が足りなくなるリスクを抑えられるそうです。
筆者は東南アジアを旅のポートフォリオにおける債権のようなものと例えていてとても面白いなと思いました。
現地の人と同じ生活をする
旅行をしている時に外食ばかりではなく、自炊もしたり現地の人が行くような安くて楽しめる場所で遊んだりすると費用を抑えることができます。
また、筆者はAirbnbの利用を勧めていました。
Airbnbとは泊まる場所を探す旅行者と空き家・空き部屋を貸したい人をつなぐオンラインサービスのことです。
家を貸す人はホスト、借りる人はゲストと呼ばれAirbnbのサイトで泊まる家や部屋を検索し予約することができます。
まるで地元の人のような生活ができ、キッチン付きで洗濯機も利用でき、自分の家のようにくつろぐことができます。ホストにおススメを教えてもらうことでおいしいお店などを知ることもでき楽しい旅行になったそうです。
私も北京に半年留学している際、中国人の友達と割引の使える遊び場に行ったり、地元のおいしい料理屋に行ったりしました。
高級店でなくても楽しむ方法はいくらでもあります。
現地の人と交流するいい機会にもなりますね。
素敵だなと思った考え方
目に見えない無駄の考え方
英紙ガーディアンによると、形が悪い、変色しているといった理由だけで、米国で6000万トンもの食料が毎年、廃棄されています。生産されている食物の3分の1の量です。
それは単なる氷山の一角にすぎません。米国人は毎年、1100万トンの衣類を廃棄しています。1100万トンです。これは食べ物よりタチが悪いです。食べ物と違って、衣類は分解に数百年を要するからです。つまり、ビニール袋や昨年使った携帯電話などと同じようにゴミ処理場にずっと残存し、徐々に環境を蝕んでいくのです。
クリスティー・シェン&ブライス・リャン『FIRE 最強の早期リタイア術』p44
持続可能な開発目標(SDGs)という言葉が浸透してきた今、目に見えない無駄をなくしていく必要があると思っています。
私は親の影響で小さい頃から「物を大事にしなさい」「エコバックを持ちなさい」「これは資源ごみでリサイクルできるんだからきちんと分別しなさい」などと地球にやさしい生活を叩き込まれました。
結婚してエコバックを持たないし分別もきちんとできない夫との考え方の違いに悩んだこともあります。(それが原因で喧嘩をしたことも…笑)
出産後は子どもが生きていく社会をより良いものにできるように意識をもっていきたいと思うようになりました。
子供にも少しずつ地球にやさしい生活を教えていきたいと思います。
発見した今後の課題
目に見えない無駄を「見える化」する
見えない無駄がどれだけ自分の生活にあるのかを把握できる方法が書いてあったのでご紹介します。
用意するもの:クローゼット、マスキングテープ
- クローゼットを開けて服を全部左側に寄せる。
- 未使用のハンガーにマスキングテープを貼り、左側に寄せた服の右側に掛ける。
- 服を着てから洗い終わるたびに、その服をクローゼットの1番右側に掛ける
これを数日繰り返すとクローゼットの右側にあるのがよく着ている服、左側にあるのが最近着ていない服ということがわかります。
この方法は本棚やコスメ収納などにも適用させることができると思うのでお部屋を片づけるためにやってみようと思います!
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
少し読みにくい本ではありますが、FIREを目指している方は読んでみると面白いと思います。
ではでは~♪