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『東大脳は12歳までに育てる!』を読んだ感想

こんにちは!ぷーどるです!

今回は谷あゆみさんの『東大脳は12歳までに育てる!』を読んだ感想をお伝えしていきます。

谷あゆみさんは息子さんが一人います。

その息子さんは塾なし、滑り止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格しました。

その子育て経験を活かしてこの本を書かれたそうです。

読もうと思ったきっかけ

私は自分の子どもたちに東大や京大などの難関大学に行ってほしいとまでは思っていません。

しかし、私自身大学生活がとても充実していて楽しかったし、成長できた経験があるので子どもたちにも希望があればぜひ大学に進学して欲しいと思っています。

夫は高卒で学歴コンプレックスがあるようで「大学出てても仕事できないやつはできない」とたまに愚痴をこぼしているのを聞いたことがります。

実際に大学に進学するかどうかを決めるのは本人次第ですが、自分が行きたい大学に行けるくらいの学力を身に着けるための生活習慣くらいは幼いころからつけておくべきだと身をもって経験しているので子供への接し方として参考になればいいなと思いこの本を読んでみました。

全体的な感想

私はこの本を読んで育児にやる気がでてきました。

そこで、子どもがしまじろうのワークに興味を持ったのでやりたいと言われればできるだけ時間をつくって付き合うようにしたり、絵本を読んでほしいと言われたら時には家事を中断しても読むようにしました。

すると上の子はお母さんは約束を守ってくれると感じたのか、下の子がぐずっている時に「しまじろうやりたい!」と言われ「○○ちゃん(下の子)がもうすぐ寝るから、寝たらしまじろうやろうね」と言うとおとなしく待っていてくれるようになりました。

子どもとの接し方を変えることで子供も納得して行動するようになり、親子の信頼関係にも繋がるんだなと感じることができました。

今既に精神がいっぱいいっぱいで子育てに余裕がない!という方は無理をする必要はないと思いますが、何か子供のためにもう少しできないかなと考えている方は読んでみるといいんじゃないかなと思いました。

興味のあったところ

心配をしない

まず谷さんの考え方で興味のあったところは心配をすることは必ずしも子どものプラスになるとは限らないということです。

具体的に何が一番よくないかといえば心配のあまりネガティブな言葉をかけてしまうことです。

たとえば、

「忘れ物はない?」=忘れているイメージ

「そんなことをしていて、大丈夫?」=また失敗しているイメージ

「もっと勉強しないと合格できないよ」=勉強せず不合格になったイメージ

ではどんな言葉をかけたらいいのかというと

「必要なものは全部そろっているね!」

「もうちょっと頑張れば、きっと大丈夫!」

「合格してみんなでお祝いしよう!そのためにはあとひと踏ん張り!」

などといったポジティブな言葉です。

確かに言葉には力があり、発した自分自身にも影響が出てきます。

子供のことを想うなら自分自身の言葉遣いにもこころを配りたいものですね。

「聴く」を徹底する

次に興味を持った箇所は子供の話を「聴く」ことの大切さについてのお話です。

学年主任の先生がおっしゃっていたことで、生徒になぜ親に話をしなくなるのかと聞いてみたところ、次の3つの理由があがってきたというのです。

1.言ったことを否定するから

2.友達と比べるから

3.最後には「勉強しなさい」と言うから

谷あゆみ『東大脳は12歳までに育てる!』p40

話している最中に口をはさんだり、説教されるのは大人でも嫌なことです。

子供の話をきちんと聴いてあげることで親子の信頼関係が築いていくのだと思いました。

勉強をやりたくない時の対応の仕方

子どもがどうしても勉強をやりたくない時は少しだけしてあとは次回に回すのがいいそうです。

ただし、その分次回はやる量が増えることもちゃんと伝えます。

後回しにしているとつけが貯まることを教えておくんですね。

そして気分よくその日の勉強が終わった時は子供が自分から「もっとやる!」と言った時以外追加をしてはいけないそうです。

親の気分や都合でやる量を決めるのではなく決められた量を子供がいつやるかを判断できるようにすると子供は勉強をしておかないと気持ちが悪い(すっきりしない)と思えるようになるんだとか。

なるほどなぁと思いました。

発見した今後の課題

母親が自分の人生を輝かせる

発見した今後の課題はまず、自分の人生をより良いものにしていくということです。

谷さんは小学校のセミナーで自分に自信のない親から子供が頑張ろうとする積極性がないのでどう声掛けしたらいいでしょうか?という問いに対して

「あなたは何を頑張っているのですか?」と聞くと

私は特に自慢できることはない。自分のことはもういいです。と言われてしまいました。

それに対して谷さんは次のように考えています。

自分ができていないことを子どもに期待したり、自分はダメだからせめて子どもには、と思う気持ちはわからないでもありません。

昔の私にもそういうところがありました。

でも、子どもにとって自信のない母親はどう映るでしょう?

自分にとって自慢できるような親であれば、「こんなリッパなおとうさんの子なんだから」「こんなステキなおかあさんの子なんだから」と子どもも自然に自信がもてるのではないでしょうか?

谷あゆみ『東大脳は12歳までに育てる!』p50

つまり、子どもは親を尊敬したいと思っているのだそうです。

この話を読んでなるほどなぁと思いました。

親が自分の世界をもって、自分の能力を活かして新しいことに挑戦したり、社会に貢献し、輝いて生きていれば、子どもにとってそれは何より喜ばしく、自慢にもなることでしょう。

それは父親だけでなく、子どもに接する時間の多い母親こそが、目指していいことだと思うのです。

谷あゆみ『東大脳は12歳までに育てる!』p52-53

私はこの言葉に少し心を救われました。

本当は着物に関する仕事をずっと続けたかったけど出産を機に正社員では働けなくなってしまって今はパートで働いているけど本当はもっと働きたい。

夫は私が妊娠中に「自分が仕事をパートにしてもいい」なんて外面の良いことを言っていましたが実際に動こうとはせず、給料の面でも夫の方が上だったので私が辞めざるを得なかった。

でもどうしても諦められなくて今でもスマホで着物に関する求人を探したりしてしまっています。

着物に関する仕事は接客業がほとんどで土日祝は出勤が基本の会社が多く、勤務時間も遅番があると保育園に預けられません。

転職してもパートだと今の給料と変わらないし保育園の送り迎えの時間が大変になるだけ…

子供が小学校に上がれば正社員でも働けるかな…

でも小1の壁とか聞くし学童も入れるかどうかわからないし…

小学校高学年になったらお留守番もできるだろうけどその時には私は30代後半で転職も厳しいかも…

と頭の中でぐるぐると悩んでしまっていました。

谷さんのお話で

私も夢をあきらめないでいいんだ

私が夢を追いかけることで子供も夢に挑戦するようになるかもしれない!

ととても励まされました。

今はパートの仕事と家事育児でいっぱいいっぱいですが少し余裕ができてきたら改めて夢に挑戦してみようと思いました。

安心して子どもを手放そう

これも子供のというよりは母親の人生についてのお話です。

谷さんは子供が小学校にあがり、身支度も勉強も習い事も自分でやれるようになってきたらあなたの人生を考えてほしいと言っています。

母親や妻としてだけではなく、自分の幸せのために目標をたてるのです。

具体的には

  • 今まで読んだことのない本を読んでみる。
  • 昔やっていた習い事を復活する。
  • 自分磨きの講座やセミナーに参加する。

などです。子供が高学年になれば自分の時間を取ることができるようになります。

それが子離れにも繋がるのです。

今はまだ子供に手がかかって自分のやりたいことは十分にできませんが時間ができたら○○をしたい!などとやりたいことリストを作っておこうと思いました。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか?

私の母も私が幼いころは絵本をたくさん読ませてくれたり(図書館が徒歩圏内にあった)、テレビ嫌いでテレビを子供に見せるのを嫌がったり、習い事を色々させて様々な経験をさせてくれたりと今思えばまあまあ教育ママだったなと思います。

しかし、中学や高校に入ると放任主義に変わり私のやりたいようにさせてくれるようになりました。

でもそのおかげである程度の教養と自分で生き抜く力を身に着けることができているので親には感謝しています。

私も子供たちが将来自分で生きていけるような力を身に着けられるように子育てしていきたいです。

この本に興味のある方はぜひ読んでみてください。

ではでは~♪