こんにちは!ぷーどるです!
今回は弘兼憲史さんの『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』を読んだ感想を書いていきます。
弘兼憲史さんは漫画家で『風薫る』『人間交差点』などの作品を書いた方です。
私はこの本を読むまで弘兼さんのことは存じ上げませんでした。
この本を読んだことをきっかけに機会があれば漫画の方も読んでみたいです。
読もうと思ったきっかけ
ここ何年かで親族や知り合いの方のご家族などが亡くなったという報告を何度も聞きました。
コロナ過で家族葬が増え、お通夜やお葬式に出席することはあまりありませんが報告があるたびに「老い」と「死」について考えています。
自分はまだ20代だといってもいつ死んでしまうかわかりません。
残りの人生をより良いものにできるようにいろんな人の人生観を知りたいと思い、手始めにこの本を読んでみることにしました。
全体的な感想
弘兼さんが男性であることと団塊の世代であることから仕方のないことかもしれませんが男性が働き女性が主婦であることが一般的な世代の人たちの考え方ってこんな感じなんだなと思いました。
現代の私たちの世代は共働き世帯が多いです。
おそらく未来も60歳頃でも男性も女性もともに働いている方が多いのではないでしょうか。
ジェンダーについては世間でよく議論もされていますが、それでも女性として読んでいて面白いなと感じる章もありましたので次の章でご紹介します。
興味のあったところ
私は第4章の「家族から自立する」という章の中の「奥さんと一緒に旅行」という幻想も捨てるという部分がとても面白いと感じました。
そもそも奥さんは旦那と一緒に旅行へ行きたいなどとは思っていません。
ある調査結果によれば、女性が一緒に旅行したい相手の1位は「友人」で、約8割がそう回答したそうです。
それに対して、男性は「妻」と回答した人が多く、50%以上。
一方、「夫」と回答した女性は10%程度だったそうですから、そこに埋めきれない意識の差があることがわかります。
弘兼流 60歳からの手ぶら人生 p166
これを読んで確かに!(笑)と声を出して言ってしましました。
私も旅行するなら気を使わない親友と一緒に行きたいです。
もちろん夫や息子と行く家族旅行も楽しいですが、息子や夫の世話をしたりして気を使わないといけないので疲れも貯まります。
日頃の疲れをとるための旅行なのに疲れがたまるとはこれいかに・・・
弘兼さんも言っていますが
本当に奥さん孝行をしたいのなら旅費だけを渡し、「友達と行っておいでよ」といったほうが、よほど感謝されるし、株もあがります。
『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』p167
本当にその通りだと思います。
ぜひ妻に自由な時間を与えてあげてほしいものです。
素敵だなと思った考え方
私がこの本を読んで素敵だと思った考え方は
時には子どもに厳しく対処。自立できないのは親の責任である。
という章の一部分です。
弘兼さんは子どもに困難を乗り越える力をつけるために大学を卒業した子供には一人暮らしをさせることを推奨しています。
安月給で一人暮らしなどできなかろうが、家に部屋が余っていようが、男の子だろうが、女の子だろうが、関係ないそうです。
私が1人暮らしを始めたのは社会人になって3年目でした。
確かに、一人暮らしをする中で家事能力や金銭感覚を養うことができました。
子供に選ばせてばかりでは楽な方しか選ばない可能性があるので時には厳しく対応することも必要です。
私も子離れができるように子供の一人暮らしを応援できるよう子育てしていきたいです。
発見した今後の課題
私が発見した今後の課題は「積読本」を処分するです。
弘兼さんは「持ち物を半分にしよう運動」を推奨しています。
つまらない「見栄」「こだわり」「執着」にこだわったものは捨てていくミニマリストに近い考え方ですが、単なるミニマリストではく必要なもの、より人生をよくするものは買ってよしという考え方なので「持ち物を半分にしよう運動」と呼んでいるらしいです。
私は昔から本が大好きで自宅にも実家にも本がたくさんあります。
今は息子がいるので集中して読書ができず、読む時間が減ってしまったのでこの機会に読んでいない本、これからもう読まない本は処分をして必要なものだけ残していきたいです。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
こちらの本は新品でのURLが見つかりませんでしたので中古のリンクを貼っておきますね。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
ではでは~♪